空間を図的に表現した江戸時代の「絵図」。
儒学者の家として広島藩の学問や地域振興に大きな影響を与えた広島頼家には,多種多様な絵図が伝来しました。
絵図が作られた理由や,もたらされた背景などを一つ一つ読み解くと,頼春水をはじめとする頼家の人々の暮らしや人脈の広さがみえてきます。
本展では,当館が所蔵する広島頼家関係資料(杉ノ木資料)から,絵図を中心とした資料(※)を展示し,
頼家の儒家としての暮らしをみていただくとともに,「知」に対する強い探求心とその豊かな交遊関係を御紹介します。
※本展の展示には,広島頼家関係資料のうち「絵図類」のほか,「文書・記録類」等の資料を含みます。