古くから風よけや部屋の仕切りとして用いられてきた実用品,屏風。
日本では,室町時代に水墨画や極彩色の屏風絵が多く描かれるようになり,安土桃山時代から江戸時代にかけては,城郭には必ずと言っていいほど屏風が置かれたことで屏風絵は芸術としての地位を高めていきました。
一方,書の分野でも屏風に表現する形式が広がり,現代でも漢字・かなの分野を問わず,作品形式の一つとして様々な意匠を凝らした作品が作られています。
本展では,当館所蔵の池大雅(いけのたいが)や菅茶山(かんちゃざん)など江戸時代のものから,桑田笹舟(くわたささふね)や桑田三舟(くわたさんしゅう)など現代作家の作品まで22点を展観し,屏風の魅力を紹介します。
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