岡岷山(おかみんざん) [ 1734~1806 ]
岡岷山「梅花小禽図」(広島県立美術館蔵)
岡金蔵の子として広島に生まれました。岡家の始祖である岡次右衛門尉元安は、広島藩藩主浅野長晟に仕え、300石を給されました。広島藩の絵師勝田幽渓に狩野派の画法を学び、さらに江戸の宋紫石について中国伝来の写生体の画法を習得しました。7代広島藩主浅野重晟に重用され、広島城下の藩主の別荘や紀文や眺望図、「芸備孝義伝」挿絵の作成を命じられました。代表作として「都志見往来日記・同諸勝図」、「芸備諸村瀑布図」「厳島図(南・北面図)」、「老松孔雀牡丹図」などがあります。
参考文献 「三百藩家臣人名辞典6」新人物往来社(1989.10)P149
校正 広島県立文書館
校正 広島県立文書館